2021-03-25 第204回国会 参議院 農林水産委員会 第5号
昨年以来の新型コロナウイルスの感染症の拡大により、一時的に中国への原木輸出が停止したほか、経済全体が停滞し木材需要が減少したことにより、一部の製材、合板工場等での減産や原木の入荷制限、これに伴う原木の港や山土場での滞留、あるいは価格の低下等の影響が生じました。
昨年以来の新型コロナウイルスの感染症の拡大により、一時的に中国への原木輸出が停止したほか、経済全体が停滞し木材需要が減少したことにより、一部の製材、合板工場等での減産や原木の入荷制限、これに伴う原木の港や山土場での滞留、あるいは価格の低下等の影響が生じました。
木材につきましては、昨年の緊急事態宣言の発令後は、住宅着工の不透明感から一部の製材・合板工場等で減産、原木の入荷制限が行われ、原木価格が下落いたしましたが、昨年の九月以降、製材・合板工場の原木入荷量は徐々に回復し、今年に入ってからも原木価格は堅調に推移しております。
加えまして、平成三十年六月に閣議決定されました未来投資戦略二〇一八におきましては、製材工場等の大規模化等に関連しまして、大規模製材事業者を中心としたバリューチェーンの全国での展開に向けて、ロット、品質共に安定した供給ができるよう、関連事業者との連携や製材工場、合板工場等の大規模化を進める旨の記述がされております。
さらにまた、製材工場、合板工場等の大規模化ですとか効率化による加工の生産性向上、地域の林業、木材産業の関連事業者が需給情報のマッチングを行うフォーラムなどを設置するなど、流通全体の効率化を図ることといたしております。 今申し上げましたようなことを積極的に推進をしていきまして、さらに、林業の成長産業化と森林整備の適切な管理はもちろんのこと、次世代へ豊かな森林を引き継いでいく考えでもございます。
また、川下でありますけれども、これは林業、木材産業のバリューチェーンを、全体としての利益の拡大を図っていかなければなりませんので、今まで余り木材が使われてこなかった中高層や中大規模、非住宅などの建築物の木造化、さらには内装木質化を推進いたしてまいりたいと思いますし、製材工場ですとか合板工場等の大規模化、効率化による加工の生産性向上等もしっかり図っていかなければなりません。
あと、日本全体に占める割合ということでいうと、もう一つ伺っておきたいことがあるのは、合板等木材産業の生産額の面で日本全体に占める被災地域の割合というのはかなり高いものがあった、海岸に合板工場等、相当な生産規模のものがあったと思います。 これについてはどのように認識されていますか。
それから、工場の被災ということについて、やはり大きな合板工場等も国産材の使用者として大変重要な機能を担っておられます。その被害の実態をまずはよく把握するということでございますが、それに向けてどういった支援が可能なのかということについて、これまでの経緯等々にとらわれることなく、どういった支援策ができるのかということについて真摯に検討してまいりたいというふうに思っております。
次に、森林所有者の負担軽減についてのお尋ねでございますが、戦後植栽され、成熟しつつある人工林の資源を有効に活用して間伐作業の集約化、低コスト化や大規模な合板工場等への間伐材の安定的供給を行うことにより、森林所有者に対して実際に間伐材の売上げを還元し、負担をなくしている取組事例が見られております。
その中で、この五カ年計画の考え方を例えば合板工場等はそれぞれどう受け取って自分の経営をどう持っていくか。それは年次的にどう持っていくかということもあろうと思います。そういう全体計画の年次的な流れを見まして六十年、六十一年に、六十年の場合は補正にどう見ていくか、六十一年は今後追加要求として全体計画の作成を見まして要求をしてまいりたいと考えております。
これは言うまでもないと思いますけれども、関税の引き下げによって合板工場等の経営悪化や倒産 につながるし、それはやがては山元にも行きまして国土が荒廃する、大変なことになるわけなんです。そのことを指摘いたしまして、質問を終わります。